「ビエンチャン」へ向かうため道でバスを待っていたら突然、
雨が降り出し予想外のソンテオ(ピックアップ型の車)で「ビエンチャン」へ移動することとなった。
25000キープ(約300円) 約4時間。
荷台に乗り込むと全員ローカル人で、一人一人の積荷がとても多い。
ある人は、これでもかって言うぐらい野菜や米を乗せる人もいれば、便器を乗せている人までいる。
そんな僕は天井から漏れる雨、隙間風を肌に感じながらの移動は今までに無いぐらい過酷だった。
都心に近づくにつれ次第に信号や大きなビルがちらほら見え出し、
ラオスにもこんな場所があったんだなって驚く。
ビエンチャンへ着いて宿を探すが、どこも値段が高く良さげな場所が見つからない。
そんな中、20000キープ(約220円)のゲストハウスを見つけた。
「Sabaidy Guest House」
汚く、臭く、暗く・・・最悪。
まっ寝るだけだしイイかと思っていた。
だが、この後、最悪な事態が待ち受けているとは思ってもいなかった。
まず、第一の悲劇。
ドミトリーに泊まっている人のほとんどは、夜になるとガンジャを吸いだす。
臭い、うるさくて寝れない。
第二の悲劇。
やっと静かになり寝静まると急に体がもぞもぞしだす。
嫌な予感はしていたが予想は当たった。
数分後、とてつもなく痒くなり、暗闇の中、懐中電灯を探り出してきて、ベッドを点滅させると、
目を疑うような黒いゴマ粒ほどの物がベッドの上をはっている。
まぎれもなく南京虫だった。
一匹だけではなく目で確認出来ただけでも10匹近く。
体中赤く腫れあがり、ボコボコ状態。
第三の悲劇。
ベッドでは寝ることが出来ないので夜中外に出ようとしたら、
欧米人が入り口のドアの前に立っており、入ることが出来なかったようだ。
だいぶ外で待っていたみたいで、ドアを開けてあげると「君はヒーローだ!」なんて言われハグされる。
痒みと気分を紛らわす為、散歩して帰ってきたら鍵が掛かっており、
今度は自分が締め出されてる破目となった。
なんたることだ。
その後、朝の7時まで一睡もせずに外のベンチで夜を明ける。
0 件のコメント:
コメントを投稿