2009年4月1日水曜日
日常・非日常
ラオスに来てから時計を見ることが減った。
と言うよりも時間を気にしなくなったように思える。
朝は動物たちの鳴き声で目が覚め、夜は停電もしくは電気が通っていない理由から、
朝は早起き、夜は早寝と規則正しい習慣が身についてしまったらしい。
電気がない生活もここでしか経験できない貴重な体験。
島は小さいながらも緑溢れる自然で覆われ、動物たちは放し飼いにされ、
子供たちは目を輝かせながら元気に走り回り、
どれをとっても日常ではない非日常が待ち受けている。
だけど、観光客はこの楽園を求め、いわゆるマリファナ目的で訪れる人たちもいる。
レストランへ訪れてもハッピーメニューが別に用意されている。
どのような物かは試さないことには分からないが、こうして簡単に手に入る。
この島こそ(この旅こそ)が非日常であるため、そのような物は必要としない。
爽快な朝の静けさと共に、毎朝の散歩は欠かせない。
コーン島とデット島を結ぶゴシック様式の橋はフランスが建てたとされ魅力的な場所。
この橋からの眺めはまた格別。
また、鉄道で物資を輸送しようとコーン島、デット島との間にレールを敷設したが、第2次世界大戦の終戦近くの日本軍に廃棄され、
現在は蒸気機関車が原っぱの片隅にポツンと残っている。
古い歴史的な物は残しつつも人々はこの島に新しいものを作ろうとしない。
風土がみだれ、景色が損なわない為にも、このままの状態をいつまでも残して欲しいと願う。
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