2009年3月29日日曜日

アンコールワットへの道


午前中に自転車を借りて、世界遺産ワットプーを目指す。

照りつめる太陽、そしてサウナのような熱風が襲いかかる。

約1時間広大な自然を見つめ自転車を走らせながら気分を高める。

ワットプーは、聖なる山リンガパルバータ(「リンガの山」の意、リンガ=男性器をかたどった、子孫繁栄を願うモチーフ)の山麓に築かれたヒンドゥー教寺院。


本殿までは、聖池(バライ)の参道を歩くと石灯籠が立ち並び大回廊の宮殿へと続く。

参道を挟んで向き合うように造られたふたつの大回廊はアンコールワットへと続く古代道路の出発地とされている。








さらに、崩れかけたデコボコの石畳を行くと、急勾配な階段が現れる。





そこを登りきると本殿に辿り着く。










本殿に着いたころはバテバテで木陰に腰を下ろし休憩。

足元に広がる遺跡や水田、集落を眺める。


静かで神聖な空気が漂い、妖精が棲んでいそうな神秘的な雰囲気。

レリーフも表情豊かでにっこり微笑む。

ここを拠点に現在のカンボジアへと勢力を伸ばし、壮大なアンコールワット遺跡群を築き上げたようだ。



夜またしても突然のモンスーンにより町全体が停電。

夜になっても電気は点かず、町は揺らめくロウソクで幻想的な光に包まれる。

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