2009年5月6日水曜日

死生観

ネパール最大のヒンドゥー教寺院「パシュパティナート」へ。


テンプーと言われるマイクロバスに乗り込みローカル気分を味わう。

約30分ほどの移動 20Rs(約30円)


良い匂いのするお店に誘われ、カレーとチャパティ(2枚)、チャーを頂く。

1人35Rs(45円)

激安な上、味も美味しい♪

ここでも、入場料250Rs(約320円)を支払う。



寺院に入ると、何かが燃えたような臭いが漂っている。

一体なんだろうと、川の方へ近づくとそこは火葬場(アルエガー)となっており今まさに炎が燃え上がり煙がたなびいている。

以外にもあっさりと「死」と直面してしまった。


遺灰は聖河バグマティ川に流され、人々は輪廻転生を信じている。

一番上流の石台は王族専用、下流は庶民の火葬場となっている。

これで分かるようにカースト制度がまだ、残っていると言うことだね。

この川で沐浴をする人の姿も見ることが出来る。

敷地内には「死を待つ家」と言うのもあり、とても一日じゃ感じるとることが出来なく、何回も来ないことには分からないだろうね。


至るところにサドゥーの姿が見受けられ、でも、観光サドゥーが多い。

耳元で「ジャパニー!?5ダラー、5ダラー」とささやくヤツもいる。

いろいろ感じるものが多くあり、うまく言葉で説明できない。


ネパールの子供たちは目が大きく、

アイメイクにピアスと服装までもが美しい。

本日、彼女が日本へ帰ってしまう日。

一緒に観光を楽しんだり、食事や会話を楽しもうとするが、どうしても別れだけが気になってしまう。

多分お互いが思っていたに違いない。

空港まで見送りに行くと、何故か言葉数が少なくなる。

ベンチに座っていても時間がすごく長く感じる。

別れは寂しい。

彼女の背中を見つめていると、どんどん遠のいて行く。

遂に行ってしまった。

寂しさ、孤独が襲ってくる。



帰りのタクシーの中で、「もぅ彼女は日本へ帰ってしまったんだ。

これからは、また、1人で旅をしなくちゃいけない。

なかなか現実を受け止めることが出来ない変な気分」


ホテルに戻っても遂さっきまで、話をして賑やかだった部屋がガラーンとして、急に部屋が広く感じる。

食事をしに行っても旅人同士の話し声が聞こえてくるが自分のテーブルは一人。

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