2009年7月31日金曜日

発想をカエル


皆既日食を終えてか、すっかりバラナシのツーリストが激減。

明日、「リシュケシュ」へ移動するため、バラナシ駅でチケットを買いに行ってきました。

外国人専用窓口で、バラナシ発~ハリドワール着のチケットをゲット。
(ハリドワールからはバスで「リシュケシュ」まで移動する)

A/C3段寝台 779Rs(約1598円)

移動時間 約20時間

少し奮発してA/C付き寝台で、快適に列車の旅を楽しもうと思っている。

ふと、思いついたこと↓

アジアを旅してて、オシャレな民族衣装に身をまとった旅人を見かけるのだが、

発想を変えて、

自分デザインの服を作ることにした。

今回はハイファッションをテーマに黒を貴重としたアシンメトリーな服を依頼。
(逆にインドでは目立ちすぎるか・・・)

沢山ある生地の中から一つひとつ選び職人さんと打ち合わせしながら服を作り上げていく。

お値段もお手ごろ価格とあって、自分がデザインした服が作れるなんて嬉しいですよね。
(朝オーダして、夕方には出来上がる)

この先、何処かで登場すると思われます。

2009年7月30日木曜日

気を使う


本日、無事退院。

体調の方もバッチリ回復!
(病室では1人きりだったので、リンゴに顔を描いて少し寂しさを忘れるのであった)

静かな病室と違って、一歩外へ出てみると灼熱の太陽が容赦なく肌を焼き付けると同時に、

久々の慌しい光景に少し恐怖を感じる。

そして、以前お世話になったゲストハウスへ行くと、スタッフたちが気を使ってくれてか、

好きな部屋使っていいとのこと。


部屋代も100Rs(約200円)と前回よりも安い!

すると、今からお前の為に壁掛けの扇風機を付けるから工事を始めると言うのです。
(すでに、天井ではファンが回っていると言うのに)

ますますこのゲストハウスが好きになってきた。

(写真は部屋の窓からの様子)

2009年7月29日水曜日

知覚


あなたはいつも何かを考え(思考)ているんじゃないですか?

考えることをやめてごらん。

ずっと幸せになれるよ。

目を大きく開いて周囲をよく見てごらん。

このいまという、

たいせつな瞬間をムダにしてはダメだよ・・・。

考えることをやめて「知覚」するんだよ。

見えるもの、聞こえるものに、よろこびを感じること、手で触れること、自覚して呼吸すること、

嗅ぐこと、味覚を味わうこと、たったいまの現在を満喫することだよ。

きみはいま、この瞬間、幸せかい?

2009年7月28日火曜日

こそ泥!御用!


入院生活4日突入!

快適なあまり、体調もだいぶ元に戻ってきました♪

病室でいつもながら横になっていると、テーブルの上にあったリンゴ4つのうち1つが無くなっていることに気づく。

もしや、寝ているときにネズミが運んでいったのかな?と思っていると、

目を離したすきにもぅ1つ無くなり残り2つになった。

あれ?

すると先ほどから清掃員の方が部屋を出たり入ったりしている、

寝たふりをしてこそっと様子を伺うと、

清掃員が僕のリンゴをこそっとポケットに入れるのを目撃!


みたぞ~!!

すぐさまトッ捕まえて御用。

話を聞くと、

「お腹がペコペコだったもので、つい食べてしまったのこと」。

こんな事もあるんですね。

インド人はキレイ好き


街中はゴミや牛の糞で散乱しているイメージがありますが、実は地元民が定期的に掃除しています。

とは言っても、まだまだゴミ多さに追いついておりません。

ですが、インド人もエコを考えるように街の至る場所にはゴミ箱を設置したり

少しずつではありますが意識が変わりつつあるのではないでしょうか。
(ゴミから再利用できる部品や繊維を回収しているのも確かです)


牛の糞は日干しして乾かし固形燃料としても利用しています。

これを肥料にしたり家の土壁としても使えるので、

何て無駄がないのでしょう。

そして、身なりには特に気にしているようです。



男性はキレイに整った髪、凛々しい髭にたくましいボディー。

額にはビィンディーを付け、民族衣装とも言えるクルター(ゆったりしたインドシャツ)、

パージャーマー(腰回りをゆったりしたパジャマ風のズボン)をはいてシンプルなんだけどもとてもオシャレに見えます。

さらにアクセントにカラフルな手ぬぐいスカーフを巻く!

これで一丁上がり!!


その他にも、ドーティー(丈が長く、端をたくし込んで足に通して着るもの)は、とても男性的なファッションで

魅力を感じると同時についつい欲しくなってしまう。


女性の代表的なファッションはサリーですね。

地方、階層によって着方は違っても色鮮やかなサリーは軽やか涼しげであり風景とマッチする。

生地が風でなびく姿は何故か美しくみなキレイに着こなしている。


街は一種のコレクションのようで一人一人がモデルのようです。

日本の「ミヤケ イッセイ」も一枚の布から織り出すスタイルに影響を受けていそう。

2009年7月27日月曜日

NO!


NO SMOKE,NO ALCOHOL,NO DRUGそしてベジタリアン。

旅をしているとSMOKE,ALCOHOL,DRUGこの3つはつきものだと旅人を見て思うことなのだが、

もともと自分はやらないことあって一歩離れた存在にある。
(もちろん中にも何も欲さない人もいる)

今の自分の風格からしてよく旅人に不思議がられるけどね。

べジに関して極力土の中の物は食べず、土より上の物を食べることにしている。

「全ては意思の問題」

2009年7月26日日曜日

インド人はやっぱりインド人


朝、一度宿に戻りチェックアウトをして再び病院を訪れる。

すると、宿のスタッフたちがお見舞いに行くよ!

って言ってくれるものだからウソでも嬉しい!

病室へ戻り横になっていると、次から次にいろいろな人がやってくる。

清掃係から始まり、食事を運んでくれる人、果物を持ってくる人、栄養士、点滴を交換する人、ただ覗きに来る人まで様々。

中には部屋があまりに広くエアコンが効いているので看護婦たちが食事をするために利用したり、

何故だかシャワーを浴びてなにくわぬ顔で、さっそうと帰っていく者もいる。

何でも有りみたいですね。

電話で食事を注文すると、これも不思議なもので、頼んでもない食事が運ばれてきたりもする。
(いくら保険が適応されるからと言って、このようなことは許されません。以後このような事がないように厳しく注意しておきました)

2009年7月25日土曜日

今は何も出来ない


体調も徐々に回復しつつあるのだが、念のために病院へ行ってみることにした。
(ここ最近、病院ばかり行っている気がする・・・)

保険会社「日本興亜損保」の迅速な対応且つキャッシュレスと言う待遇に今回お世話になることにしました。

病院の入り口には診察を待つ人々が地べたに列をつくり子を抱く女性、泣いている子供、

見ているだけでも胸が痛いというのに僕は保険に加入している理由から優先的に診療が受けられ、

そのVIP待遇との差に愕然としてしまった。


すぐさまベッドに横になると、何人かの医師がやって来て、点滴、数本の注射、血液採集・・・。
(大丈夫かこれ??)

本来は薬だけを頂いて帰る予定が、次に連れて行かれた部屋が広々とした病室だったので、

恐る恐る「もしかして入院ですか?」と聞いてみると

「はい!入院して下さい」と告げられる!

うそー!!

「そんなに悪いの?」と再度聞き直すと

とにかく今は安静にしなさいのこと。

医師がそう言うのであれば仕方がない。


ともあれ、個室にはベッドが2つ、大きなソファー、冷蔵庫、薄型テレビ、トイレ&シャワー。

さらにエアコンは効いていて快適のあまりホテルと錯覚してしまう。

ちょっとやりすぎではないか!?

2009年7月24日金曜日

ふらふらと


目が覚めると嘘のように体調がすこぶる良くなっている気がしないでもない。

あれっ!昨日の病はどこへ!?

と思ってしまった。


旅フレたちとバラナシにある「バラナシ・ヒンドゥー大学」へ行ってきました。

広大な緑豊かな敷地内には街の喧騒をも忘れさせてくれる穏やかな雰囲気に包まれています。

構内にはインド美術館があり、彫刻、細密画などが収められている。


中には興味深いポップアートのような絵も飾れられ創作意欲を掻き立てられてしまう。

ところが館内を見学中、またもや気分が悪くなり見学どころではなくなってしまった。

やはり、良くやったのも一時的なもので完全には完治していなかったようだ。

ソファーで目をつぶって横になっていると、インド人が「どうした?」、「気分が悪いのか?」と親切心で声を掛けてくれるのだが、


次に「仕事は何をしてる?」、「結婚はしてるか?」と質問攻めにあう。

声を掛けてくれることはとても親切で有り難いのだが、この時ばかりは静かにさせて下さいとお願いする。

耳元でパンパン!と手を叩く音で目が覚めると少し気分が良くなっていることがわかる。

帰りに寄った「ヴィシュワナート寺院」も大学構内にあり、白くそびえる建物は無料で見学するこも出来ます。

以外と風通しも良く 居心地も良いのでまったりしたいときにはオススメです!

2009年7月23日木曜日

インドの洗礼


昨日より皆既日食を見終わってから体に異変を感じ、

高熱、頭痛、嘔吐、腹痛、全身痙攣の病に襲われた。

これは日食と何か関係あるのか!?

本日は少し良くなったにせよ朝から下痢のオンパレード。

そして、体全体が重たく歩くこともやっと・・・。

何も口にすることも出来ず、ひたすら蒸し風呂のような部屋でジッと絶える。

まさかここまできついものだとは思ってもいなかった。

そして、旅フレのayaさんたちが移動するため、見送りに行く。


ayaさんとは長い間ずっと一緒に旅してきたので別れはとても辛いものがある。

(左からタマリンドという近所の子供、ayaさんの妹カナさん、エリさん、ayaさん、ふらふらの自分)

大きく両手を振って見送る♪

無事と健闘を祈ります。

2009年7月22日水曜日

神のお怒りか


只今、シヴァパレード実施中!

詳しい内容は分からないのですが、今のシーズン雨季のはずなのに一向に雨が降らない。

とのことで、オレンジ色の服を着た人々がガンガーからの水を汲みシヴァのシンボル(リンガ)に水を注ぎ、

これを行うことにより雨を降らせるそうです。


言わば空から降ってくるのはシヴァのオシッコ!?となる。

現状、ガンガーの水位は下がり、川幅が以上に狭くなっている。

すでに向こう岸が砂漠化している。

皆既日食


待ちに待った皆既日食の時がやってきました!

場所:バラナシ(シヴァラー・ガート)

日食時刻:6時24分~6時27分(約3分4秒)

僕も含めみんなも一度も日食を経験したことが無く、

期待と不安を抱え、ガートへ向かった。


すると大勢の人々が集まり、太陽の方を見ると既に太陽と月が重なりつつあった。

その光はとてつもなく眩しく、直視できないほど目が痛む!

直視した後は目の前が何も見えないほど真っ白。

インド人は以外とお構いなしに沐浴したり、洗濯している。
(あまり日食には関心がないのか!?)


先ほどまであんなに明るかった景色が次第に薄暗くなり、

神秘的な光、光景を創りあげていく。

すると、周囲の人々が大声で叫びだしたかと思うと、

犬も吠え出し、動物たちも異常な行動をとりだす。


ついに完全に重なり闇がやってきた!!

その瞬間、あまりの凄まじさに体全体が震え上がり自然と涙が出てくる。

異様な光景に目を奪われ、この世のものとは思えなく感動してしまった。

2009年7月21日火曜日

お祭り映画


インドに来たならヒンディー映画ですね!

と言うわけで友達のインド人と映画館へ行ってきました。
(この時ちょっと悪い顔してますが、とても親切で良い人)

普通の映画とどう違うの?

と思われるかもしれませんが、

館内が一種のお祭り騒ぎになるということです。


予告編だと言うのに、「ワーキャー!!、ワーキャー!!」と騒ぎまくり。

たちまち美女が出てきたかと思うと男性人は画面に向かって叫びだす。

本編はアクション映画で、約3時間と以外と長い。

でも、インドではこれが当たり前のようです。
(途中休憩もあります)

映画本編より観客の光景の方が面白かったかもしれない。
(もちろん内容も面白いですよ)

明日はいよいよ待ちに待った皆既日食の日。

無事に見ることが出来るだろうか。

2009年7月20日月曜日

目を背けない


バラナシの朝は思ったほか街の喧騒も聞こえなく静かにやってくる。
(ホテルが少し町の中心より離れているのもある)

気温も涼しく清々しい気持ちで目が覚める。

ホテルから目と鼻の先にある、母なる河ガンガー(ガンジス河)へ行ってきました。

遥か昔へタイムスリップしたかのような光景を目の辺りにする。


大勢の人々が沐浴をしているかと思うと、すぐ隣では牛も同じように水浴びををしている。

何とも不思議な光景であり、何ともいえない錯覚に陥る。


聖地とされているだけあって、巡礼者やサドゥーの姿も多く見られる。

河岸に沿ってガートが並んでおり、独特の街並みは絵に描いたかのように僕の目には映る。


目を閉じれば、お祈りをする人々の声、子供たちが河で遊ぶ水しぶきの音、

どれも騒音としてではなく心地良い音が耳に入ってくる。

開放的な気持ちになり何処からともなく良い風が吹きぬけ優しく包んでくれる。

すると風にまぎれて、異臭が立ち込めてくる。


遺体を焼く臭いです。

ここでは1日24時間、休むことなく煙が上がっています。

目の前で起こりうる光景から目を背けることなく現実と向き合う。

改めてこれがインドなんだ!と実感する。

2009年7月19日日曜日

迷いなし


さぁ~駅に着いたものの何処へ行けば??

ですが、今回は多くの旅フレが前のりしているので、宿を押さえております。

その中で、ayaさんの宿へお邪魔することにしました。

駅からオートリキシャで、宿まで向かうのですが僕はインドそしてバラナシが初めてなもので、

左も右も分かりません。


果たしてホテル名だけで探し当てることができるのか!?

ところが感というものは凄いですね、ドライバーのおじさんが分からないのに、

適当に「こっちじゃないかなぁ」とか言いながら一発で探し当ててしまった!


そして、無事再会を果たす。
(この時、日本からayaさんの妹、友達が遊びにきていた)

今のシーズン「皆既日食」の影響により殆んどの宿がうまっているそうです。


今回お邪魔する宿はこちら↓

「SAMEER p GUEST HOUSE」

部屋によって値段はまちまちですがキレイな建物で庭付き。
(バラナシでは珍しいと思います)

ネットも出来て、そしてチャイが朝晩無料で飲める嬉しさ☆

僕の部屋はファン、トイレ・シャワー付。

150Rs(約300円)

移動の疲れをゆっくり休めて、

明日から行動を始めたいと思います。

神々の聖地


夜中の駅は多くの人が地べたに寝転がり、列車が来るのを今か今かと待っている。

外に出てみると、褐色の肌が闇にまぎれて目だけがギラギラ光っている。

段々、インドっぽくなってきた!


ここで休むことなくすぐさま、別の列車に乗り換えて、A/C 2段寝台で最終目的地「バラナシ」へと向かう。

車内は寒いぐらいにエアコンが効いてきて、とても快適♪
(シーツ2枚、ブランケット、枕を渡される)

横になると自然と眠りに入り、夢の世界へと入り込む。


ハッと!目覚めると窓から朝日が昇ってくるのが分かり、今は列車の中なんだと。

車内では温かいチャイや食べ物を売りにくるので、車窓を楽しみながら美味しいチャイを頂く。

鉄橋に差し掛かると、その下に流れる河は有名な「ガンジス河」。

そろそろ着くころだと、リュックを担ぎスタンバイ。
(インドの鉄道はアナウンスが無いので、良く見ておかないと通り過ぎることもある)


そして、

目的地「バラナシ」にやってきました!!!

道中は、ストライキあり、痴漢、頭痛・・・などいろいろありましたがようやくここまで来る事が出来ました。

2009年7月18日土曜日

お騒がせ


シリグリー駅(NGP)で、一番下のランクの乗車券をゲット。

駅構内で列車を待っていると、旅フレのヤターとシェーンも同じ電車でバラナシに行く途中だった。

彼らの目当ても、やはり皆既日食☆

列車は時間通りとはいかないが、少し送れてやってきた。


長く連結された列車は日本の鉄道と違って、どこに乗れば良いのか分からない。

人々は我先にと乗り込み席の奪い合いで、みな必死。

凄まじい光景に目をやられる。

一瞬にして自由席は埋まり、通路までも人で溢れかえっている。


そして、パートナーまでの区間、3段寝台(A/C付でなく小さなファンが回っているだけ)に追加料金を払って移動。

車内はただでさえ暑いというのに、人々の熱気でさらに暑い。

体からは汗が噴出し、寝ることすら出来ない。


急に気分が悪くなり、頭痛がしだす・・・。

そして列車が揺れるたびに頭に響く。

ひたすらジッと堪えて我慢するしかない。

すると、


もうろうとする中、旅フレのシェーンが汚い英語でインド人に怒鳴り散らかしている!

尽かさず、ヤターも「xxxx xxxx」怒鳴る!!

どうやらシェーンが痴漢になったようだ。

その声を聞いたインド人たちが群がり、「どうした!何があったんだ!」と、わけの分からない言葉で喋りまくる。

もぅ、収拾つかないぐらい大騒ぎ!!

そこへ銃を持った鉄道警備隊が5人ほどやってきて、この先、護衛すると言ってきた。


乗客のインド人たちは何か問題が起こるとすぐに集まってくる習性があるようだ。

すると乗客は警備隊の圧力で煙のように消えて行き、開放的な空間が出来た。

でも、中にはどうして気になるのか「ちょっとトイレ」とか嘘ついて様子を見にきたり、

ある、おばあちゃんは知らない振りして警備隊の横に堂々と座り込み、

その様子はコメディー映画を観ているかのようで面白い。

その後、何も事が起こらないまま夜中2時にパートナーに到着。